東北地方を襲った地震被害には心を痛めておりますが、皆様にはお変わりありませんか。私は、おかげさまで元気に頑張っております。
初めに明るい話を一つ。私は17日夜、関西空港で、昨年10月にイラン南東部で武装麻薬密輸組織に誘拐され、8ケ月ぶりに解放された横浜国立大生の中村聡志さん(23)を出迎えました。中村さんの実家は豊中市ですが、祖父母は相生市の方で私どもとご縁があったことと、イランのテヘランに父親とともに聡志さんを迎えに行った小野寺五典外務副大臣は私の盟友でもありますので、私も急きょ関空に駆け付けた次第です。
小野寺外務副大臣が公務のため早めに退席されるので、記者会見には私も同席させていただきました。中村さんは、「イラン政府や日本政府、多くの国民にご心配とご迷惑をかけたことを深くお詫びします」と謝罪し、その上で「日本の地を踏み、喜びを感じています。多くの人に感謝します」とほっとした表情でした。私の次男も同じ年で本当に良かったという思いから、中村さんに心からのねぎらいの言葉をかけました。
さて、国会は6月20日で事実上閉会しました。今国会を顧みて、民主党の姿勢には納得できない点が多々あります。与党が衆院で、民主党が参院で多数を占め、"ねじれ国会"といわれます。政治は権力闘争ですから、あの手この手を使って相手を打ち負かしてやろうというのはよくあることですが、それが国民の暮らしに影響を及ぼしては支持を得られません。原油価格が高騰し、地球温暖化が待ったなしで襲ってくるなか、世界的規模での原材料不足、食糧不足が懸念されています。日本でも物価が上がり始め、国民生活はひっ迫の度を強めています。
今政治家がやるべきことは、党派、主義主張を脇において、世界が直面している課題に日本がどう立ち向かい、どうしたら国民の生活を守れるかに知恵を絞ることではないでしょうか。父敏夫は、生前、よく「国民生活を豊かにするのが政治の使命」と単純明快に言い切っていましたが、私もまったく同感であります。
民主党は、終盤に首相問責決議案を参院に提出し、可決しました。しかし、問責決議には法的拘束力がありません。首相を辞めさせたいのなら、衆院に内閣不信任案を出すのが筋ですが、それもしないで、与党が衆院に内閣信任決議案を出したら、民主党議員は議場に入らないというでたらめぶり。遊んでいる暇はないはずです。国民の批判を浴びた後期高齢者医療保険制度も、与党チームが懸命に問題点を洗い直しているのに、民主党などの野党は廃止法案を参院で可決してしまいました。廃止法案は対案でも何でもありません。
その他の重要法案もそうですが、民主党は対案を示さず、批判、クレームだけ。無責任、いやがらせ、「政治ゲーム」のパフォーマンスと新聞の社説に書かれるのは当然でしょう。
民主党の前原誠司副代表は、総合雑誌で与謝野馨前官房長官と対談し昨夏の参院選公約である「民主党参院選マニフェスト」について、「このまま民主党が政権をとってもまともな政権運営ができない」と述べ、小沢代表を痛烈に批判しています。民主党のすべてが、この言辞に集約されているというのが私の感想です。
