「三位一体(さんみ いったい)の改革 (the trinity reform)」
小泉内閣の改革の1つで、(1)国から地方への補助金を削減、(2)地方交付税の見直しをおこなう、(3)一方で税源を国から地方に移譲する。これら3つの改革をまとめて実行することから、三位一体の改革と呼ばれている。
「三位一体」とは、キリスト教で“父と子と聖霊はすべて神のあらわれで元々一体のもの”という説で、3つのものが1つになって(心をあわせて)効果を発揮する意味。
小泉内閣の「地方でできることは地方に任せる」という方針に従って地方の税制および財政について抜本的な改革を目指している。
現在、国から地方への補助金は、一般会計と特別会計を合わせて20兆円を超え、地方交付税は20兆円弱の規模。これらを削減することで国の財政負担を減らす代わりに、これまで国が徴収してきた国税の一部を地方に移譲し、地方自治体の財源とする。
6月に経済財政諮問会議がまとめた「骨太の方針」の第3弾では、補助金のうち約4兆円を削減すること、地方交付税を縮小すること、所得税や消費税といった「基幹税」を地方に移譲することなどが盛り込まれたが、国の財源を奪われたくない財務省と税源移譲によって潤沢な財政運営を期待する地方自治体の間で攻防が続いている。