年頭所感
 皆さま、いよいよ二十一世紀の荘厳な朝を迎えました。この「世紀の朝」に初春のことほ寿ぎを申しあげることを深く光栄に存じます。
過ぎた二十世紀は、戦争の世紀でありました。新しい世紀は、もはや大戦なき時代でありましょう。人類がその最大の悲惨を克服した希望の世紀であると同時に、日本という東洋の一国にとっては、存亡がかかる世紀になります。
西播磨に生きる私たちの運命もまた、この国の興亡につれて浮上するか沈みゆくか、その瀬戸際をいくことになるでしょう。そして、その運命を決定づけるのは、やはり政治のあり方だと考えます。
ここで私は、皆さんにもう一度、頭を深く垂れてお詫び申しあげねばなりません。昨年の総選挙においては、皆さまに力のこもったご支援と熱意にあふれるご声援をいただきながら、無念の、申し訳のない結果となりました。私は、変わることなく支えてくださる有権者の方お一人お一人のもとをお訪ねして回りながら、自らがなぜ復活を目指すのかを謙虚に、あらためて考えています。
新世紀最初の衆院選挙は、今年のうちにも挙行される可能性があります。その選挙によって、景気回復と同時に構造改革を進めることのできる安定政権を、国民の信頼のもとに樹立しなければなりません。
私は新世紀の夜明けとともに、日本と郷土西播磨を「こう」改革し、新世紀へ「もっと」前進し、「きっと」復活して、西播磨にいるただ一人の責任政党の国政政治家としての責務を果たすことを誓います。
「こう」改革するとは、いかなる改革でしょうか。
それは、日本経済をもう一度信じるための構造改革です。官僚が過剰に企業活動に干渉して、企業の活力を奪っていることを改めなければなりません。新しいフレッシュな発想で動きを起こす中小企業、つまりベンチャービジネスを徹底的に支援、応援する態勢を、大胆な優遇税制をはじめとする具体策でつくりあげなければなりません。
こうした改革は絶対に必要です。しかし、その改革を、日本らしさをわざわざ投げ捨てるやり方で進めることは、逆に絶対に行ってはなりません。日本経済は、日本らしさをあくまで守り、西播磨は中小企業に依って立つ西播磨らしさをあくまで守りつつ、必要な改革だけを確実に断行する。このこと、ひとつしか正しい改革はありません。
私が、「こう」改革すると申しているのは、まさしくこのことです。
その誠実な改革が、「スプリング8」への先端企業誘致、西播磨全域を有機的に結ぶ道路網の整備、農産物の本格的な自由化に打ち克つ新しい農村づくりを支えます。
私は8年間の歳月、国会の場で経済企画政務次官として、また自民党国会対策副委員長として、あるいは商工部会長代理として、信念を実践してまいりました。
私の不徳によって、いま無念にも中断しているこの実践を再生するために、どうか皆さまのお力添えを、新世紀の始まりにあたり心よりお願い申しあげます。
2001年1月1日

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