政治空白に疑問
みなさん、私はいま、中央政界の実情をよく知る者として、強い憤りを感じています。
森喜朗総理は、3月13日の自民党大会の直前か当日に辞意表明をして、実際には4月前半に退陣する道を選んだようです。
おかしいと思うのは、国民の信を失い辞意表明までした総理が、その後1か月ほども総理に留まるということです。これは、紛れもなく政治空白です。自民党執行部も、民主党をはじめとする野党も、そして新聞・テレビのマスメディアも、少なくとも現時点では、このスケジュールを実質的に認め、容認していると言わざるを得ません。
しかし、いまの大不況は、政治が死んでいるために構造改革を行えず、いくら公定歩合を下げてみたって、年金生活の方々のような弱者を直撃するだけで効果がない
─
これに尽きるのです。そのさなかに、こうした政治空白をつくっておかしいと思わないのには、怒りさえ覚えます。そして、私がこの状況打破に国会で力を発揮できないことに、無念と責任を、重く感じます。
そんな中ですが、嬉しいことが一つありました。
それは、私が属する政策集団『番町政策研究所』(河本グループ)が2月28日に開いた総会で、
「自民党にだけ政権担当能力があるという驕った態度では、もはや駄目だ」
と、自己改革に決起する強烈な意見が相次いで噴き出たことです。
これには背景があります。KSD事件をめぐって額賀福志郎代議士が釈明した、衆院「政治倫理審査会」のトップ・奥野誠亮会長が、審査会のあと党総務会で発言し、
「政策能力のない野党に政権は任せられんのだから」
と強調したのです。
河本グループの同志たちは、これを敢然と批判し、
「世論調査には、疑惑解明が生ぬるいとする国民の意思が出ている」
「なぜ無党派になる人が多いのかも分かっていない」
「自民党だけが政権を担う能力を持つという感覚に、国民は嫌気がさしている。現状に眼を向け、ちゃんと改革せよ」
と、勇気ある声が溢れました。
私は正直言って、涙が出るほど心強く思いました。
この仲間と一緒に、あくまで、改革をやり遂げます!
2001年3月5日

|