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夢メール -25-
2002/7/8

西播磨がとり残される

   きょうは、ふるさと西播磨の未来を左右する重大な問題について、お話ししたいと思います。

 文部科学省が今年度の目玉事業として打ち出した地域科学技術振興策に、「知的クラスター創生事業」というのがあります。

 クラスターとは“ぶどうの房”のことですが、大学をはじめ公的な研究機関やベンチャー企業などの研究開発型企業をぶどうの房のように集積させ、ハイテク時代に立ち遅れず国際競争で優位を保とうとするための計画で、まさに、アメリカのシリコンバレーの日本版を目指したものです。

 
これに選定された地域には、年間6億円づつ5年間、合計30億円もの予算が投入される予定で、テクノポリスを抱える西播磨にとっては、願ってもない施策と言えます。

 
全国で10地域が4月に選定されましたが、残念ながらこの西播磨は入ることができませんでした。理由は、ただひとつ。指定された10地域は、すべて有力な政権与党の国会議員が激しい誘致運動を展開したのに比べ、西播磨には与党議員が不在だったからと聞いています。

 ふり返ってみますと、この数十年間、西播磨には大先輩の戸井田三郎先生、松本十郎先生と私の亡父の、3人の与党議員がおり、選挙ではお互いしのぎを削っていても故郷の問題になれば結束し、強力な政治力を発揮して西播磨の発展に貢献してきました。

 
世界一の大型放射光施設を擁するテクノポリスの誘致をはじめ、地元の悲願だったJR智頭線の開通、中国横断自動車道・姫路鳥取線の着工など、これらは、どれをとっても野党ではとうてい実現できなかった仕事です。
今回の「知的クラスター」誘致失敗は、兵庫県も、私にとっても非常にショックで、他のどの地域より条件が整っていただけに、これは、もはや非常事態と言えるでしょう。

 
そこで、いま私は、国会に議席がなくとも与党の先輩、同僚議員と連携をはかって知的クラスターに代わる事業として「都市エリア型連携促進事業」の誘致を決意、運動を展開しています。

 この「都市エリア型連携促進事業」は、知的クラスターより小さな規模ですが、同様に産業と大学等公的研究機関、行政の3者が一体となって国際競争力を高めるための支援事業で、将来的には「知的クラスター」への昇格も期待できるものです。私は、これには、全面的に責任をもって力を注ぎたいと考えています。

 
選定されるかどうかの結論は、近々出ますので、またお知らせします。

 私は、これまで西播磨の発展に大きく寄与してきた与党の偉大な3人の先輩たちの苦労を考えると、いまのままでは顔向けできないとの思いを強く抱いています。

 まず、何より皆さんの生活が潤うこと、そして憩いとゆとりを感じることのできる生活を実現すること、これが私に与えられた使命だと自覚し、ひたすら這いつくばって真実を訴え、復活を目指すことを今、あらためて誓います。

 

2002年7月8日
河本三郎

 

※下の図は、文部科学省が今年度打ち出した『産学官連携システム改革プラン』です。
図中右側に掲載されているのが「知的クラスター」と「都市エリア型連携促進事業」です。
〈文部科学省のホームページより〉
 

産学官連携システム改革プラン

 

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