父兄と生徒の声を聞く、学校改革を
4月から国公立校の「完全週五日制」が始まります。これは文部科学省が「ゆとり教育」を掲げて全国で行うものですが、私は賛成できません。
政府が打ち出した政策でも、正すべきものは公正に正すべきだと、主張します。
大学の入試制度を変えないまま、国公立校が土日を完全に休みにすれば何が起きるか。私立校が、国公立校との学力の差を広げるために、土曜日の授業を強化します。その動きは、現にもう加速しています。これを見て、国公立校では「補習」をやることになります。この補習は、平日の夕刻か、土曜日に行うしかありません。
平日に行うなら、それは生徒たちがクラブ活動にファイトを燃やしたり楽しんだりする時間帯を削ることになります。
多くの大人たちの胸に、学校時代の最高の思い出としてクラブ活動があるはずです。私もそうでした。山岳部で出会った友人が生涯の友ですし、山に登って体で学んだ、人を思いやるこころ、チームワークの大切さ、正直さが今も私の宝物です。
これを補習が奪ってしまうことになります。
また、もし土曜に補習をやるなら、それは「五日制」をなし崩しに壊すことに他なりません。形は「五日制」、実際は「六日制」というのでは、学校が率先して「形だけ整えればいい。実際には別のことをしよう」と教えることになり、生徒たちに不信のこころを植え付けるでしょう。
こうなることは誰が考えても分かるのに、なぜ強行するのでしょうか。
そもそも、「ゆとり」という精神の余裕が、土曜を休みにしただけで生まれるという発想がまさしく役人の発想であり、生徒のほんとうの生活に沿った発想ではありません。
私はずばり、この制度をやめさせようと思います。週六日制に戻し、そして「少人数授業を増やす」ことなどの改革が必要です。同時に、本物のゆとりはどうやって生まれるか、まず生徒と父兄の意見を充分に聴いてから改革します。
この改革は、野党や無所属の議員にはできません。文部科学省の役人に対して「言いっぱなし」になるからです。
西播磨ただ1人の与党の一員である私を、どうか国会に送ってください。
父兄と生徒の生活と意見を、きっと反映する学校改革を実行します。
2002年4月5日
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