凍える季節にこそ春を知る 12月に入り、厳しい寒風のなかで、私はいま、2002年に向けて新しい希望の芽吹きを感じています。 そして、この国の改革もまた、やっと一歩を踏み出すことができました。特殊法人のうち道路4公団、都市整備公団、石油公団などを廃止・民営化することで、小泉純一郎総理と与党が合意しました。 この合意について、マスコミの評価はいまだ定まりません。高く評価する新聞から「インチキ」と言い切るTVキャスターまで百家争鳴、国民としては判断に苦しむところです。しかし、これは疑いなく小泉総理の最初の勝利です。なぜなら、道路4公団などは「もっとも強く改革を阻み通してきた」という意味で代表的なものであり、歴代総理が誰も手を付けることのできなかった「牙城」だからです。 ただ、戦いはむしろこれから本番を迎えます。合意したのは「基本方針」だけ、具体的にはこれから決めることばかりです。特殊法人は、形だけを変えて中身を変えずに済ますための戦術を練ってくるでしょう。 国民が迷わないことが、まず大切です。構造改革がファースト・ステップを踏み越えた以上、それをやり抜くことが、国際社会における「日本経済への信認」を回復します。国民が自信を取り戻し消費を活発にする、資産を安心して購入する、海外の投資家が争って日本株を買う、これがデフレ脱出の道筋です。デフレを脱出すれば、雇用の目減りも食い止められます。 もしも改革抜きの応急措置に走るなら、内外の信認はますます失われ、消費はさらに冷え込み、資産は値うちを下げ、株価も下落し金融機関の不良債権も膨らむばかりとなります。つまり恐怖のデフレ・スパイラル(らせん階段を下るような悪循環が起きて深刻化すること)に陥るのです。 このことは、国も西播磨も、まったく同じです。 私は、迷いなく、みなさんに訴えます。 どうぞ皆さま、良いお年をお迎えください。 2001年12月19日 |
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