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夢メール -18-
2001/12/19

凍える季節にこそ春を知る

   12月に入り、厳しい寒風のなかで、私はいま、2002年に向けて新しい希望の芽吹きを感じています。
 まずは、敬宮愛子内親王殿下の健やかなお誕生を、あらためてお祝い申しあげます。

 そして、この国の改革もまた、やっと一歩を踏み出すことができました。特殊法人のうち道路4公団、都市整備公団、石油公団などを廃止・民営化することで、小泉純一郎総理と与党が合意しました。

 この合意について、マスコミの評価はいまだ定まりません。高く評価する新聞から「インチキ」と言い切るTVキャスターまで百家争鳴、国民としては判断に苦しむところです。しかし、これは疑いなく小泉総理の最初の勝利です。なぜなら、道路4公団などは「もっとも強く改革を阻み通してきた」という意味で代表的なものであり、歴代総理が誰も手を付けることのできなかった「牙城」だからです。

 ただ、戦いはむしろこれから本番を迎えます。合意したのは「基本方針」だけ、具体的にはこれから決めることばかりです。特殊法人は、形だけを変えて中身を変えずに済ますための戦術を練ってくるでしょう。
本番に臨む小泉総理には、3つの武器しかありません。それは、国民の支持と、与党内で真摯に改革に取り組んでいる私たちと、解散権だけです。

 国民が迷わないことが、まず大切です。構造改革がファースト・ステップを踏み越えた以上、それをやり抜くことが、国際社会における「日本経済への信認」を回復します。国民が自信を取り戻し消費を活発にする、資産を安心して購入する、海外の投資家が争って日本株を買う、これがデフレ脱出の道筋です。デフレを脱出すれば、雇用の目減りも食い止められます。

 もしも改革抜きの応急措置に走るなら、内外の信認はますます失われ、消費はさらに冷え込み、資産は値うちを下げ、株価も下落し金融機関の不良債権も膨らむばかりとなります。つまり恐怖のデフレ・スパイラル(らせん階段を下るような悪循環が起きて深刻化すること)に陥るのです。

 このことは、国も西播磨も、まったく同じです。

 私は、迷いなく、みなさんに訴えます。
 改革の真っただなかにあっても、景気の止血手当ては必要です。中小企業倒産と雇用不安の拡大を止めることは、不可欠です。同時に、改革抜きのごまかし手術は、もはや絶対にやりません。与党のなかで、この決意ができている責任政治家が小泉総理を断固支えることが、日本再生につながるのです。

 どうぞ皆さま、良いお年をお迎えください。

2001年12月19日
河本三郎

 

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