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迷いなき道を
まず、申し上げたいのは「この戦争の先行きは楽観できない」ということです。 一見「満を持した開戦」に見えますが、実は米軍は基地を確保できないままの出撃となりました。当初は、基地としてパキスタンを考えていたのですが、タリバンに同情する勢力が予想以上に強くて期待はできなくなりました。このため、トルコやインド洋上の島、空母等から発進して爆撃しなければならないのです。出撃機の数が少なかった本当の理由はここにあります。 湾岸戦争でイラクに集中砲火を浴びせることができたのは、隣国のサウジアラビアに基地を設けることができたからで、このことは地上戦の勝利にもつながりました。ところが今回は、様相が一変しています。ここで、日本が認識を新たにしなければならないことは、在日米軍基地の意義が高まっているということです。つまり、テロが日本におよぶ危険性が確実に高まっているのです。 しかし、このことで「日本は危険から身を守るだけ」という判断になれば、祖国の将来を根本的に誤ることになります。日本は世界と貿易することによって存立しています。テロとの闘いを、日本だけが回避すれば、間違いなく世界の孤児となります。 世界は、日本に米英のような軍事行動を望んでいるわけではありません。一緒にテロを撲滅しようとする努力を見たいのです。 これが、世界に対する責任と、平和国家のあり方を両立させる、ただ一つの道です。 一日も早く新法を成立させ、人類のテロ撲滅の輪に加わるべきだと私は強く信じ、関係者に働きかけています。 2001年10月10日
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河本三郎事務所 |