日本再生政権とともに
―本気の構造改革に挑む―
自由民主党の総裁選は、本来の国民政党らしい智恵を発揮して、改革派政権を産み出しました。
「密室」と言われた話し合いで森政権をつくった愚を転換し、選挙による開かれた選出方法を選びました。そして、地方の持つ票を、これまでの1票から一気に3票としました。
この改革が、小泉純一郎さんを新首相へ押し上げる直接の原動力となりました。
次に、地方が行った予備選の結果を、本当の意味で尊重して国会議員も大勢を判断しました。まさしく『民意』として真っ直ぐに受け止める積極的な勇気を、私は自民党の底力として強く感じました。
そう感じていたのは、小泉さんも同じだったと思います。
なぜなら、当選直後の第一声で、感激の面もちで「自由民主党が本来の姿を取り戻す出発点になる。自民党こそが日本を担う唯一の国民政党だと固く信じている。私はその党の総裁として、国民から信託を得ることができるように全力を尽くします。」と大音声を発したからです。
 さて、小泉政権の具体的な歩みは、党三役人事から始まりました。
ここで早速の朗報がありました。総裁選で私が推した麻生太郎さん(経済財政特命相)が、与党の政策立案のかなめ、政調会長に起用されたことです。
麻生さんは、清廉で世におもねず信念を貫くことのできる人であり、自らも民間企業経営者としての豊富な経験を持っています。このデフレ不況を超克する経済政策を、立案・実行するために、最も必要な資質を備えている人物だと思います。
しかし、この政調会長人事の意味するところは、単なる「適材適所」にはとどまりません。小泉さんは総裁選の中で、構造改革への熱い思いを強調するあまり、「マイナス成長やむなし」という発言がありました。私が支持しなかったのも、これが大きな理由です。もしもマイナス成長となれば、仮に大企業はそれに耐えても、下請けの中小企業や、あるいはまだ基盤の確かでないベンチャー企業は真っ先に圧し潰されてしまいます。私は、中小企業こそ日本経済の活力源と信じて日々行動していますから、これを許すわけにいきません。
麻生さんは「構造改革をやる。しかしそれは景気回復と両立させる改革である。」という趣旨で主張してきました。麻生さんの政調会長への起用は、小泉新首相が正しい軌道修正に踏み切ったことを意味します。
私はいま、「小泉さんという人は、他に改革を求めるだけではなく、自らも改めるべきはさっと改める素晴らしい指導者だ」と郷土のみなさん、そして広く国民と共に意を強くしています。
新世紀のはじめに、わが党が送り出した「日本再生政権」が、景気を根っこから回復させ本気の構造改革に挑むことに大いに期待し、私も、このふるさと西播磨から、本当の改革に向けて戦い続けます。
2001年4月25日

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