誰を新総裁、新首相に選ぶか
白熱する自民党の総裁選について、「誰に投票したらいいんだ」というお問い合わせを、驚くほど沢山いただいています。もう既に投票を済まされた党員の方も多いかと思いますが、遅ればせながら、私の考えをお伝えします。
4人の候補が堂々と手を挙げ、政策論争が活発に行われている光景は、自由と民主主義を掲げるわが党の再生と、この国の再生への新しい期待を抱かせます。
わたしたちに今、必要なのは、まさしく新たな希望です。
「誰に投票しようか」とのお問い合わせで実感するのは、中小企業の方々の切なる願いです。
経営する方も勤める方も、デフレ不況に痛めつけられた中小企業が、新しい首相になる自民党新総裁に最後の願いを託しているお気持ちが、私に直に伝わってきます。
そのために私はここであえて、私の考えをオープン、明確にお示しすることにしました。
私は麻生太郎候補を支持します。
理由の第一は、その経済政策です。麻生さんは、経済財政担当の特命大臣である責任にも立脚して「景気回復と財政再建は本来矛盾するものではないが、たった今やるべき政策としてはまず景気回復だ」という考えを打ち出しています。
私は、たとえば「公共投資は、現状を続けるのでもなく、急にやめてしまうのでもなく、無理の少ない財源で、かつ効果的な投資をせよ。バランスのとれた改革こそ必要だ」と主張しています。この私の主張は、麻生さんの政策とぴたり重なります。
景気回復か財政再建かの二者択一を迫るのではなく、両方が必要であることをしっかり踏まえつつ、中小企業の再生のために景気をまずは立て直さねばなりません。
理由の第二は、麻生さんの清潔、明快、そして懐の深い人間性です。麻生さんを支える改革派若手議員たちと、私は個人的にも親しくしてきました。
もちろん、自民党内の選挙であっても投票は、それぞれの有権者の自主判断が第一です。私が支持する麻生太郎候補は、党内の力関係からすると当選する可能性が極めて低いことも事実です。ですから、あくまでご自分のお考えで投票ください。
ただ、私に「あんたはどうするんや」とお聞きになるのであれば、私はこうお答えする―きょうは、それを自民党員以外の方にもオープンにしました。
2001年4月19日

|