西播磨の新生
私たちの郷土、西播磨は実は21世紀の日本で最も「大化け」する可能性を持っている地域だと考えます。
私の選挙区であるからと言って誇張しているのではありません。
第一には、テクノポリス、播磨科学公園都市の存在です。
 その中核である放射光施設「スプリング8」は当初、基礎研究の分野であることから企業の利用が伸び悩んでいました。しかし私は、「むしろ、日本が不得手であった基礎研究分野の施設であるからこそ潜在力がある」と地元でも中央でも主張してきました。
そして今や、半導体の特性の精密な解析や、たんぱくの立体構造の全容解明に大活躍し、極めてわずかな量の物質も正確に検出する能力を持つために和歌山毒入りカレー事件で使われた亜ヒ酸の鑑定にも活用されて話題を呼ぶなど、本格稼働からたった約3年で世界中から1万人を超える先端分野の研究者や機関が、利用のために西播磨へやってきました。今後も、癌の早期診断をはじめ医療分野に活用が広がることが見込まれているのです。
日経新聞は「スプリング8の応用範囲は広い。世界で最も強力なX線を出す。使い道がないとの批判もあったが、動き出すと急速に使い道が広がった。外国から使いたいという希望も多い。日本は世界一の研究施設を持った経験が乏しく、スプリング8は貴重だ」と絶賛しています。私たちは、あらためて自信と来世紀への希望を持つべきです。
半面で、テクノポリスには、国内外からアクセスできる交通網の整備から研究者が居住できる都市機能づくりまで、国の強力なサポートがあって初めて進む課題が多いのです。
私は、日大理工学部で先端テクノロジーを学び、サラリーマン生活もエンジニアとして世界の任地を歩きました。こうした技術者のキャリアを持つ国会議員は少数ですから、早くから衆院・科学技術委員会の理事となり、国政の場で8年間、テクノポリスを活かせる施策づくりに取り組んできました。
この取り組みが今は凍結状態となっています。この仕事のためにも、私はどうしても国政へ復帰せねばなりません。

 西播磨は、最先端のテクノポリスと、醤油、そうめん、製塩、製革、林業の伝統地場産業が共生している地域です。
21世紀はテクノロジーがさらに加速度がついて発達する世紀になることは間違いありません。それはすなわち、人々が手づくりの懐かしさや潤いを、かつてなく求める世紀になるということです。
地場産業が飛躍の可能性を持っていることを正しく活かすためには、手づくりを守ると同時に、新しい技術開発を進めること、さらに伝統技術とハイテクのハイブリッド(異種混合)を実現するベンチャー起業も不可欠です。
これを助けるのも、やはり国政の仕事です。
西播磨は、さらに農林水産業が加わって、スーパー・ハイテク研究都市、伝統産業都市、田園都市の3要素が調和する新しい型の発展を遂げる可能性があります。
私は、そのいずれにも直接に関わって、可能性を可能性に終わらせず、現実のものと致します。

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